【20-30代女子にオススメ】ブランド戦略で男を落とす!?【サバイバルウェディング★第1話】

 

2018年夏のドラマ、サバイバルウェディング始まりました。

日テレ系、土曜ドラマ「サバイバルウェディング」が始まります。

寿退社⇒婚約破棄⇒人気部署へ復職⇒婚活!?

って、ストーリー展開のテンポが速くて先が気になるし、20代会社員女子としては、結婚のカウントダウンへの焦りと仕事も頑張りたい、でものんびりしたいっていうごちゃごちゃした気持ちに共感できます。

とても、面白い。

それだけじゃなくて、恋の指南役・宇佐美編集長の話がタメになりすぎる。編集長は変人だし、ナルシストだけど、その分自己投資に励んでいる。それにあらゆるブランドの歴史やマーケティングに精通していて、それさえも自己のブランドを高めることに役立てている!

そんな、編集長の雑学も含めて、あらすじと感想をお伝えできたらな、と思います♪

この記事、なんと6,000字!

読むのに5分はかかりますので、目次だけでもぜひ。笑

 

 

 さやか、寿退社した夜、婚約破棄される。

2018年3月。文燈社・週刊Edgeの編集者さやか(波瑠)は、30歳の誕生日を目前に、寿退社した。しかしその夜、商社マンの彼氏・和也(風間俊介)浮気が発覚。
和也「ごめん、実は・・・。」
結婚するんだし、浮気ぐらい許した方がいいか、そんなことを考えるさやかに一言。
和也「実は、さやかと結婚できない。」

最低!え、仕事まで辞めたさやかに結婚できないなんて言うの!?と思いきや、
和也「結婚って二人で考えるものだよね。」
あれ、様子がおかしい。さやか、もしかして一人で結婚の話進めてたの?家族や会社、ガンガン外堀を埋めていくわ、仕事は勝手に辞めるわ、合意なしにやってたの・・・。三十路目前の彼女にそれされるの、重いしつらいわ。

さて、婚約破棄の翌朝。さやかの部屋には、結婚式の招待状や結婚準備雑誌が転がっている。そして、クレジットカードの請求書が届く。オーダーメイドドレス25万円、独身最後の旅行10万円、ダイエット用品2.8万円。

それで仕事辞める・・・?独身最後とはいえ、結婚式のためとはいえ、めちゃめちゃお金使っとるやないかい!これ、相談なしにやってたとしたら自分勝手すぎる。

 

お金がない、なんでもするから復職したい!

呆然とするさやかに、原田編集長(元上司)からの着信。
さやか「すみません、編集長。ちょっとご相談がありまして・・・」

原田編集長「破談!?復職!?商社の彼と結婚するって言ってたの、昨日だぞ!?話も全部通っちゃってるし。実はもう後任の子来てるんだよ。ほら・・・」

さやか「他の仕事でもかまいません。どんな仕事でもしますから!!」

     ・・・
原田編集長「お前、どんな仕事でもいいって言ってたよな。」
さやか「はい!」
原田編集長「riz(リズ)の編集部だったら戻れるかもしれないぞ。」
さやか「ええ!ほんとですか。リズって言ったら、うちで一番の人気雑誌じゃないですか!」
ええ~、いきなり人気雑誌に部署異動!?

さやか「でも、どうしてリズが私を受け入れてくれるんでしょうか。」
原田編集長「編集長の宇佐美くんに話したら引き取っていいって言ってくれてな」
おや、原田編集長、挙動不審・・・。なにか裏がありそうだぞ・・・。

 

宇佐美率いる人気雑誌riz(リズ)に配属に。何か、裏が・・・?

原田編集長「ちょうどお前みたいな奴が欲しかったらしいよ。」
その言葉に喜ぶさやか。
いやいや、意味深すぎでしょ~。新しい職場で婚約破棄の噂も広まらずに済む!と安心しているけど、そんな、うまくいくかな~。

宇佐美(伊勢谷友介)は、一時低迷していたリズの売上をV字回復させた強者である。リズに移るとすぐ、アート寄りのファッション誌だったリズを、恋愛やダイエット情報がメインのライフスタイル誌に路線変更させた。そして、20万部売れれば快調と言われる業界で、100万部売り上げたという実績を持っている。

さて、そんな宇佐美との出会い。いきなり編集長室で辛口ファッション批評。さすがの手厳しさである。
「リズの人間になるなら自覚を持て。
俺が復職できるように手配してやったんだ。一つだけ条件がある。

半年以内に結婚すること。結婚できなきゃクビだ!

 

おおおお!これか!これが原田編集長の挙動不審の答えか~!

 

 宇佐美「結婚特集をすると、リズはよく売れる。だから、来月から婚活をテーマにした連載を始める。
お前にぴったりだろ。30で男に結婚迫って、寿退社した翌日に出戻りするんだから。
さやか「でも、仕事のために結婚するなんて嫌です。」
宇佐美「そうか、しょうがないな。パワハラだ、セクハラだって言われても困るしなあ。でも、三十路で再就職は厳しいだろうなあ。おつかれさまでした(扉を開き、出ていけという仕草)。」
そこで、思い出すさやか。ああ、私にはあとがないんだ。

 

宇佐美、婚約破棄の理由を説く。「さやかの市場価値が低いから」

宇佐美「お前がなぜ、男に捨てられたのか教えてやろうか。それはな、お前が安いから。安いというのは、相対的に市場価値が低いということだ

例えば、お前がバッグを買いに行ったとするだろう。
某ファストブランドのバッグが100万円で売っていたとして、買うか?しかし、高級店エルメスバーキンが100万円だったら買う人はいるかもしれない。

バッグと同じように男も無意識に女の価値を計算しているんだ。男はな、いい女には金も労力も惜しまない。逆にどうでもいい女には何も提供しない。お前の男はな、お前に結婚という代償を払う価値がないと判断したんだ。」

 

バーキンが100万円でも売れる理由

【希少性】

  • セールをしないから
  • すべて自社製品でアウトレット品を出さないから
  • 予約から購入まで数年単位で待つから
 【信頼性】
  • 作った職人(または弟子)が修理してくれるから

企業努力に見合うように、値段に釣り合う価値が生まれる

 

日本一、恋愛に詳しいと豪語する宇佐美。婚活なんてまだ考えられない、元カレと復縁したいと言うさやかに、「俺に任せろ」と自信満々に指示をする。
宇佐美「とりあえず、今日から2週間、元彼からの電話もメールも無視をすることだ。」

 

さあ、rizに配属。みんなの部下になりました!

さやか、リズで自己紹介。復職理由は隠そうとしていたけれど、宇佐美がすでに発表済みのため、同僚全員が知っている状況。同僚は、既婚・先輩編集者の優子さん(須藤理彩)、「映え~」「アップ、ろ~ど」が口癖、SNS担当の千絵梨(ブルゾンちえみ)、オシャレな同期・多香子(高橋メアリージュン)。


配属直後、次々と雑用が回ってくるさやか。それも、宇佐美のメールのせい(おかげ?)。

【朗報】黒木はみんなの部下 by宇佐美

まあ、当然だよね。突然の配属で、みんなに迷惑かけてるし、今は忙しくて仕事も教えられない締切前。新入社員でもない、オシャレ雑誌での実績もないのに、会社一の人気部署でやっていくんだから。研修兼ねて何でもやらないと!

そんなとき、元カレ・和也からのメッセージ。すぐさま返信しようとするさやかだったが、編集長の目線を感じ、思いとどまった。

 

夏のイベント、お弁当でトラブル!?

そんな中、夏のイベントが開催される。お昼前に血相を変えて飛び込んでくる鉄男(前野朋哉)。「今日の弁当注文したの誰だ!?」自慢げに手を挙げて解説するさやか。

千絵梨「リズのお弁当はヘルシーかつインスタ映え!!!」
ああ、オシャレな雑誌リズのイベントで「ボリューム満点がっつり中華弁当」はないわ。弁当、自腹買取になってしまうさやか。例年の弁当の様子とか、先任の意見とか聞いてないの?仕事できない系の人だ・・・。


落ち込むさやか。しかし、着ぐるみのシロクマがジェスチャーで話しかけてきて、お弁当をもらってくれた!
さやか「お金?いらないいらない、今度、もしどこかで会ったら!」
手を振ったり、お辞儀をしたりするシロクマ可愛いなあ。

リズの面々が帰ったあとに、イケメン登場。宣究社の柏木さん(吉沢亮)。どんな仕事も楽しむ余裕があるらしい。イケメンやなあ~。爽やかやな~。

 

校了の打上げ、編集長は信頼できる・・・?

 バーのマスター「婚約破棄翌日からの実力、婚活コラム。さすが、あの宇佐美ちゃん。血も涙もない。」
優子さん「うちの編集長、変わってるでしょ。最初はみんなびっくりする。でも、すぐに慣れる。」
さやか「私、本当に婚活しなければならないんでしょうか。」
貴子「頑固だから。ずっと女性誌でやってきて、結果出してきたから自分の考え曲げないのよ~。」

ちなみに「ボス、お酒飲めないから。たったの一滴も。」だから、この場にはいない。


優子さん「仕事で最新婚活、最高じゃない?」
貴子「30前の独身女が全国誌で婚活コラムですよ。売れ残りです、必死ですって世間にさらすなんて田舎の母ちゃん泣きますよ~。」
優子さん「30独身で、男もいなくて、いきなり無職じゃそれこそ親泣くんじゃない?でも大丈夫、ああ見えてボス色々考えてるから。」

宇佐美の実力は確かだと言う面々。編集長は、斬新な企画を当てまくっている。男性アイドルのヌード写真を表紙に使ったり、クーポンをつけてエステの特集を組んだり。婚活の企画では、「読者の悩みの聞き取り⇒男性へのアンケート実施⇒完璧な分析」で、毎回完売だという。

ああ、もう、さやか!自分のやり方で失敗したくせに、編集長への不満ばっかり。このチャンスを蹴ったら、優子さんの言う通り、30独身の無職だよ!何か目指してるならそれでもいいけど、何にもないよね!?なーにを甘いことばっか言ってんだ。いや、やってみようって。と思ってたら編集長がズバッと言ってくれた。

 

男を落とすマーケティング

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。
男に大事にされたいなら、男の意見を聞け。マーケティングの基本は顧客のニーズにこたえること。今の顧客は男だろう。じゃあ、男の意見を聞け。」

さやか「私だって、和也のためにいろいろしてあげていました。仕事が忙しいっていうから、電車で1時間半かけて通ってたし、部屋の掃除だってしてあげてたし・・・」
宇佐美「それは、顧客のニーズを満たしているわけじゃなくて、顧客のいいなりになっているんだ。」

おおおおお、そういうことか。それはニーズじゃない。自戒・・・。

 

宇佐美「顧客を喜ばせるのではなく、顧客の脳を喜ばせる。人間の脳は不安になると興奮するんだ。吊り橋効果。吊り橋理論で大事なことは、人間は不安な状況じゃないと恋に落ちないということだ。不安にさせろ。誰かのモノになりかけていると思わせろ。」

 

ものさしの当て方次第で価値が変わる

宇佐美「テレビには値札が付いている。テレビはだいたい10万円か。このグッチのジャケットは26万。お前のカーディガンは7,000円くらいか。

じゃあお前の値段は?値札もついていないし、ネットにも載ってない。じゃあ、男はどうやってお前の価値を図る?

モノには絶対的な価値は存在しない。人間が相対的に価値を決めているにすぎない。目の前に宝石を出されて、これは30万円です!って言われても高いか安いかわからない。
けれど、世界にたった3つしかないとか、500年前のものだと言われると安いと感じる。
駄菓子屋で売られている石には、価値がないと思うだろう。

価値のわからないものは、ものさしの当て方次第で価値は変わる

お前の場合、お前がどんな男に狙われているか、それが判断基準になる。一緒にいる男の価値が高ければそれが判断基準になって、お前の価値も上がる。」

 

誰の持ち物かが大事なのだ、エルメスケリーバッグ-Kelly Bag-

元々は、サック・ア・クロアという名前のバッグだった。しかし、アメリカの女優、グレース・ケリーの名前を取って、ケリーバッグと名付けられた。

ケリーは、モナコの王と結婚したとき、パパラッチに狙われて妊娠したお腹を咄嗟にそのバッグで隠した。すると、その写真が週刊誌の表紙を飾り、バッグは一躍話題になった。それでエルメスは、モナコ王室の許可を得て、ケリーバッグに名前を変えた。

誰が持っているかが、消費者の価値判断の基準になる

 

逃した魚は大きい!失って惜しいことをした、と思わせろ!

宇佐美の戦略は、元カレとの久しぶりのデートを30分で切り上げることだった。その後、ほかの男と待ち合わせをしている場面を、元カレに見せるのだ。今、売りに出されているさやかを、狙っている人が他にもいると思わせられる、競争意欲をあおる魅力的な奴がいい。

ファッション誌に異動になって、仕事もプライベートも充実していると伝えるさやか。自分と別れても、前に進んでいるさやかを見て、顔が引きつる和也。作戦はうまくいっているみたい。

和也はなんと、付き合った当初に二人で行ったエスニック料理のお店を予約してくれていた。もっと和也といたいという気持ちが高まるさやか。しかし、次の予定の待ち合わせの時間まであと5分。どんどん時間がなくなる。え、どうするの、どうするの!ちゃんと断れるの!?

「ごめん、今日は帰る。予定があって・・・。」しどろもどろで断るさやか。よくやった~!それに、結婚を急ぎすぎたと謝罪できた。そこに、宇佐美が颯爽とスポーツカーで現れ、さやかを連れ去る。無事、作戦成功だ。

 

次の戦略、自分を安売りするな!

自分のモノだと思っていたものが、他の男のモノになりかけている。すると、自分のプライドを高めるために、取り返そうとするだろう、と話す宇佐美。

「しかし、安売りするなよ。人間というものは苦労して手に入れたものほど、大切にするし、楽して手に入れたものは大切にしない。大切にされたかったら簡単に体を許すなよ。」

 

目先の利益にとらわれるな!大事なモノはなんだ。<ライセンスの悲劇>

第2次世界大戦後のパリ、100年に一人の天才デザイナーが現れた。彼はココ・シャネルやクリスチャン・ディオールとともに20世紀のファッション界をリードしたが、自分の名で立ち上げたブランド自体は地位を築くのに相当な苦労をした。それは、大々的にライセンス契約を大々的に展開し、ブランドの価値が低下したためだと宇佐美は考えている。

宇佐美「自分のブランドの名前だけを貸して、生産や流通をほかの企業に任せる。

それがライセンス契約だ。しかし、ライセンス契約はブランドの命取りになる。ブランドの名前を借りた方はライセンス料を支払っているので、できるだけ儲けたい。だから、どんどん利用しようと考える。その結果、大量生産されたタオルやスリッパにまでブランドのロゴを入れて売っていった。当然の結果として、ブランドの価値は落ちてしまった。

目の前の利益に捉われて大切なものを安売りしてしまったら、価値を下げることになる。タオルのように扱われるか、一生モノのように扱われるかはお前次第ってことだ。すべてはお前次第。」

 

さて、次回への伏線。どうなるのかな~。

  • お、シロクマの正体は、あのイケメン柏木さんだった!
  • 家の前に、和也が待っていた。安売り、するか~。しちゃうよなあ~。
  • 連載コラム「夢のウェディング」企画書提出!改め「サバイバル夢のウェディング」と訂正入りました!

というところで、第1話は終了です。

次回は、どうなっていくのでしょうか。

柏木さんとの関係は!?さやかは自分を安売りしちゃったのか!?
編集長の次なる雑学・戦略は!?

気になりますね、また来週!!!

6,000字読んでいただきありがとうございました。

ぜひ、見てくださいね!